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メインストリーム通信45号

アテンダント交流会/利用者交流会報告

 昨年の12月9日(日)、恒例のアテンダント交流会がプレラ西宮にて行われました。ケーキをつつきながら約2時間、日頃のアテンダント活動や介助を受ける側として言いたいことなどなどを話し合いました。

利用者交流会報告
 参加者は自立生活をしている障害者が6名、施設入居者が1名、メインストリームからはアテンダント部門、ピアサポート部門のメンバーが出席しました。今回の交流会は他の利用者がどのようにして日常の介助にまつわる諸問題を解決しているのか、なども話し合われ、それぞれ意見や情報交換をしました。内容は以下の通りです。

○アテンダントを利用する上で困っていること、苦情など
●アテのキャンセルが困る。ドタキャンが一番困るが、定期のアテを1週間前に来週入れないと言われる。介助を簡単に考えているのでは?
●アテ中に携帯のメールをずっとやっている人がいる。注意すれば一旦は止めるが少し経てばまたやるので困っている。
●当日、アテンダントを忘れ、すっぽかされたことがある。

○利用者の皆さんはこういったトラブルにどう対処しているのですか?
●キャンセル時、自分で探すが日程的に余裕がない場合はコーディネータ ーに探してもらう。介助者にキャンセルの理由を聞かないこともある。
●キャンセル時、アテンダントに理由を聞きます。納得できない場合はキャンセルしないよう強く注意します。
●アテ中の携帯メールを注意しても直らない場合、話し合いが必要だと思います。
●すっぽかしは、利用者から事前確認の連絡をとるのが原則ですがそれでもある場合は、今後自分のアテンダントから外すこともある。
●私は上手くやれていると思う。多少のトラブルはあったがその都度、アテンダントと話し合っている。

○基本的な約束事を守れていますか?
 残念ながら利用者の中には約束の時間を、守れてない人がいるようです。介助者の了解なく、時間延長したり、延長料金を払わなかったりする場合もあるようです。キャンセルの場合、利用者は2日前まではキャンセル料がかかりませんが、ぎりぎりで伝えられても介助者は困ってしまいます。

○今後の利用者交流会の形態について
●年に3回くらい交流会があればいい。施設にいるので勉強になる。

 利用者交流会を単なる文句言い大会で終わらせないため、研修会として利用者自身がトレーニングできる場にしてはどうだろうか?例えば遅刻した介助者に利用者がどう注意するかをロールプレイで練習するなど。自分達でトラブルを対処し、介助者を養成していけるよう力をつけていこう、という話がありました。ピア・サポート部門と連携しながら今後の交流会を予定していきたいと思います。



アテンダント交流会報告
 出席者は7名で、日頃アテンダント活動をしている上で感じていること、不満、悩みなどの意見が出ました。その中で、いくつかの意見を掲載します。

●契約時間にルーズな利用者が多い。時間 の配分を考え、指示してほしい。アテン ダント時間終了間際になって「買い物に 行きたい」など言われると、どうすれば いいのか。そういうとき、アドバイス的

 なことを言ってもいいのか?
◎基本的にやむを得ない場合を除いては、契約時間は守ってほしいと利用者に話しているが、わかっていない利用者がいたら、話し合った方がいいと思います。それでも、解決が難しければ、コーディネーターに相談下さい。

●利用者と仲良くなるのは良いのだが、プ ライベートなことで相談されたり、深く 関わりすぎてしんどい時がある。
◎お互いある程度のけじめは必要だと思います。仲良くなると、その辺のバランスが難しいですが、片方に負担がかかってしんどい場合は、率直に相手に伝え話し合った方が良いのではないでしょうか?話し合っても両者の間で食違い等が生じた場合、コーディネーターに相談下さい。

●利用者からコーディネートに関して不満を聞くことがある。コーディネートをもう少ししっかりしてほしい。ダブルブッキング、連絡が遅い等のことはなるべくなくしてほしい。
◎これは、アテンダント部門で貴重な意見として受けとめ、なるべくなくしていきたいと思います。

その他にも、メインストリーム全体に対して運営をもっとしっかりとやってほしいというご意見も出ました。スタッフ一同、努力していきたいと思っていますので、交流会の場以外にも、何かご意見があればいつでもお寄せいただきたいと思います。



韓国障害者高校生リーダー研修プログラム報告

 昨年の12月23日〜28日にかけて韓国から障害を持つ高校生12名(合計16名)が西宮にやってきました。目的は障害者の自立・人権・まちづくり・福祉施策について研修し、障害者自立生活センターや市内の小規模作業所などの見学、自立の理念について講義、日本の障害を持つ高校生との討論会、自立している障害者宅へのホームステイ、阪急西宮北口駅周辺で街頭3分間スピーチなど多彩な研修プログラムを行いました。

 その一環としてユニバーサルスタジオ・JAPANへ行った感想を聞いてみました。「行く前は、韓国の遊園地と似た様な感じだろうと思っていたが、車いすに乗ったままアトラクションに乗れるものがあったりしてびっくりしました。でも、ユニバーサルスタジオはアメリカの会社が作ったから、そういう配慮があったと思う。もし日本の会社が作ればどうだったのだろう?と思いました。」と、こんな鋭い意見も聞けました。僕には、いい意味か悪い意味か、日本の障害福祉の中途半端なところも、すっかりバレていたのではないかと思います。

 全体的に感じたことは、障害者甲子園などに集まってくる障害を持つ高校生にくらべ、韓国の高校生は自立心・独立心が強く、高校生らしく見えました。韓国には養護学校が少なく普通学校へ通う(障害の程度にもよりますが)のが大多数だと聞き、やはり統合された環境で生活することが障害者には大切なのかなと思いました。



どこでも行くぞ、電動車イス!
〜桜が咲いていないのに、酒盛りかよ!の巻き〜

 3月8日、午後2時頃再びあの3人組が中央体育館がある中央運動公園に今度はワンカップ(酒)を手に持って現れた。桜のつぼみもまだ膨らんでいないと言う真昼に酒を持ってだ!

 主犯格の太田雅之(32)は、つい2日前に誕生日を迎え、「おっちゃんになってしもうたなぁ……」と中身の成長よりも歳が行く早さに少し落ち込みつつも、何人かに祝福され気分もまだ覚めあらぬ中、この日はハイテンションだった。公園へたどり着くまでにあった誰もいないグランドの観客席で若いカップルが甘くキッスを交わしているのを見つけ「若いって、エエのぉ!俺もここでチューしてぇ〜」などと、けっこうデカイ声で金網の遠くに映るカップルを見ながら叫んでいたようだ。

 共犯の畑俊彦(21)と中川康男(39)は何を思ってか、まだ寒いのに羽織っていた上着を脱ぎ捨ててワンカップに突き刺さるストローをくわえ、桜の木の下、満面の笑みで走り回っていた。3人はちょうど目の前でブランコに乗っている親子連れに危害を加えることなく、時折、笑顔を振りまいては仲良くワンカップを傾ける。「こんな光景は何年ぶりだろうか……」太田はほろ酔い気分で娑婆の風に吹かれながら、屈託のない子供達の遊ぶ姿に平和を感じた。

 3人をここまで平和にさせたこの公園こそ、花見の場所に選んでみたらどうだろうか。西宮での花見といえば武庫川や夙川が定番だが車いすトイレが近くになく、人が多い上、通路が狭いとくると電動車いすに乗っている僕などは、もう花見どころではなくなってくる。それに比べ中央運動公園こそ、花見で忘れられている本当の安らぎを与えてくれるに違いない。

場所:国道171号線沿い、西宮市河原町 中央運動公園(中央体育館横)
只今このコーナーでは『みど電動(緑)』『もも電動(ピンク)』に乗っているあなたを募集しています。そしてゴレンジャーならぬ「ゴデンドー」を結成し、悪の王様「バリアー」をこらしめましょう!



介助スタッフまなの君の一日
アテンダント大魔王「まなの君」登場!!

 昨年8月からメインストリーム協会介助スタッフとして活動する真名野賢司君の某一日を同行させて頂きました。

本日のスケジュール
AM7:45 森沢さん宅 泊まりのアテンダントを終え、大好きな朝ご飯も菓子パン1コでちょろまかし本日最初の仕事へGo!

AM8:00〜10:00 川原さん宅
 まずはマイペースな川原さんが鍵を開けてくれる約10分間、家の前で休憩したあと、布団をあげ、朝食の準備、洗面、洗濯をしながら「ほんまもん」「アラレちゃん」を川原さんの背後からのぞき見する。そんな「まなの君」を川原さんは『ええ子やで!』といってました。

AM10:10〜11:00 下地さん宅
 きっと女の人の夢を見ている下地さんを揺さぶり起こし、着替え、洗面、朝シャン、朝食の用意。ついでにごちそうに。

AM11:30〜13:00 延澤さん宅
 延澤さんを車いすへ、着替えをして買い物へ。途中大好物のカップケーキと目が合い買いそうになるが「アテ中、アテ中」と言い聞かせ無事帰る。
延澤さんのコメント・・・ まなの君? 遅れてくることもないし、ようやってくれてるよ!風邪ひいたことないんちゃうかな。(あるって、あほやないねんから。←まなの)

PM14:00〜 やっとこ昼ご飯。チキンタッタの肉「やらかぁ〜て、うまいやん!」と、事務局にてコーディネーターと打ち合わせ・・・

PM17:00〜19:00 Kさん
 Kさんの仕事場で待ち合わせ、コンビニへお買い物。その後本日のメイン・イベント「プールの付き添い」のアテだ。約1時間かけて25mプールを歩いて5,6往復するこの仕事は、僕のまあ『アブトロニ○ス』みたいなもんですね。と笑顔でKさんとプールへ。

プールをあがるとコーディネーターから電話が・・・。

PM19:30〜21:30 川原さん宅 急なキャンセルに呼ばれて飛び出てジャジャ・ジャ〜ンってな感じで朝行った川原さん宅に。アテンダントの都合で腹ペコだった川原さんに食事の用意! 本当なら家でゆっくり大好きな「夕食」だったけれど、『急なキャンセル時に対応するのも介助スタッフの仕事ですよ』と、ややにんまり答えたまなの君でした。川原さんの就寝準備をして次のお仕事へ・・・。

PM23:30〜翌日AM10:00 亀谷さん宅 トイレ介助、就寝準備、男と男の話で盛り上がり、翌朝、朝食・洗面・トイレをすませて仕事場までついて行き、まなの君の一日は終わりです。普段この日は「あけ」なのですが夕方、新しい利用者の介助研修があるので行ってきますとのことでした。ちなみに本日の自転車移動距離 約14キロ

アテンダント大魔王「まなの君」にアテンダントとして日々心がけていることを聞いてみました。
★寝る前、朝起きると、今日の予定を確認! アテンダントには遅れない!
★たのしく! ★アテ代専用財布を持ち、手をつけない!ちょっと・・・ あっ でも、
まあ、あたりまえですよ。(まなの)



フィリピンから研修生「メロディ」

 第3回ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業のフィリピンから研修生「メロディ・ナネット・エスパニョールさん」が、2月から4月までメインストリーム協会に研修に来ています。昨年8月に日本にやってきて、約2ヶ月間日本語を勉強し、11月から福島県での研修を終えて当協会へ。(当協会は2年前からアジア6カ国、6名の研修生を受け入れています。)
 今回はメロディさんが書いた、ほぼそのままを載せることにしました。

 わたしは 2げつ 11にち にしのみやできました。
 メインストリームきょうかいで こべつけんしゅう べんきょうします。
 たとえばは、けんりようご と IL と ILセンターのうんえい と アクセス べんきょうしたいです。 これを わたしの くにで おしえますをします。
 だから たくさん ならいます。 べんきょうします ほんとう たいせつです。
 わたしの そしきで てつだいになります。
 メインストリームは おもしろい と たのしいです。 みなさん いい リーダ ー と おもいます。 

 「わたしの日本語ダメなのよぉ〜」と言いながら書いてくれたメロディでしたが、メインストリームにいる期間はあと少しになりました。みなさん、どんどん事務所に来て、いい友達になりましょう。
※3月21日〜4月中旬にかけ、韓国からの研修生「パクさん」がこられます。パクさんもよろしく!



ボウリング大会報告

 2月9日、10日に「第10回全国障害者ボウリング大会」が福岡県で行われメインストリームから8名が選手、総勢16名で乗り込みました。9日は団体戦、10日は個人戦という日程で全国から障害者ボウラーが集まり、白熱した試合が繰り広げられた。

 団体戦にはメインストリームから7人が、3チームに別れ試合を行った。日頃、練習量の多い『メインストリームA』ハチマキ〈廉田〉標準語〈佐藤〉ひょうきん〈中原〉の3人、『メインストリームB』裸足〈玉木〉見た目は普通のおっさん〈原淵〉縛られすぎ!〈畑〉の3人と、宮城県のCIL『TIJ』のチーム『TIJα』にミラージュの番長(太田)が、熱き戦いが行われた。それぞれのチームは障害別で『メインストリームA』はDクラス、『メインストリームB』はCクラス、『TIJα』はEクラスに別れ試合を行った。結果はさすが練習量が1番多い『メインストリームA』の26チーム中3位と大健闘と言って良いやら、コメントしにくい中、ハチマキに話を聞いてみた。「嬉しない。1位との差が開きすぎや」と落ち込んでいた。『メインストリームB』は22チーム中14位に終わり、残る『TIJαチーム』取材不足で何位に終わったのかも・・・。

 続く個人戦には個人戦に絞って参加した自称清純派?〈神山〉が女子Fグループに登場、結果は6人中5位と終わったが試合終了後話を聞くと「1・2ゲームはコツをつかめず、3ゲーム目ようやくコツをつかめだしたが・・・。来年はリベンジします。」と心強い言葉が返ってきた。個人戦の中で最も白熱したのは男子Fグループだった。参加した、縛られすぎ!他5人で試合を行った。第1ゲームはレ−ンコンディションなど、様子を見て横並び状態。2ゲームの途中でミラージュの番長が調子が悪く、優勝争いから脱落した。2ゲームを終わり健闘したのが縛られすぎ!だ。この時点で1位との差は20Pと迫り、3ゲーム目の序盤ストライクを連発し、第7フレームを前に1位との差は10Pまで縮めた。が、落とし穴が待っていたのだ。それまで使っていたシューター(スベリ台)が入れ替わっていたのに気づかず、投球してしまい3ピン。続く2投目も3ピン、計6P。1位との差は16Pに開いた。が、その後冷静さを取り戻した、縛られすぎ!!は、なんと3位と大健闘した。1位との差は最終的に17Pとなった。個人戦の結果は縛られすぎ!の3位が最高だった。この「ボウリング大会」で結果を残せた人、残せなかった人達と一緒に4月7日にある「メインストリーム杯」に是非ご参加してみて下さい。縛られすぎの畑俊彦でした。



耳 のことなら「はらぼ〜じ」

耳のことなら「はらぼ〜じ」さんこと、聴覚障害当事者の原淵さんにまかしとき!ということで今回は『デシベル・ダウン』のお話し。
 耳の聞こえの程度を示す「デシベル《dB》」の日本の基準が厳しいため、「聞こえ」の問題が軽視されています。両耳70dB以上が障害、90dB以上が2級障害(最重度)とされ、60dBなら「ちょっと不自由」ぐらいにしか認知されていない。しかし実際は60dBの人が補聴器を付けても、こみいった職場では働けないくらい聞こえが悪いのである。障害レベルを見直すことで、聞こえの問題の重要性が認識されるという側面がありそうだ。下の表の内容にも見直しが必要だ。

聴力レベル 日常生活での聞こえの不自由さ具合
30〜40dB 普通の会話には不自由しないが、ささやき声や小さな話し声が聞き取りにくい
40〜50dB 会議の場では聞き取りが少し困難になる。
1対1の会話には不自由しないが、聞き間違いが多くなる。
50〜70dB 会議の場では聞き取りが困難になる。
1m位離れた所からの大きな声はわかる。
70〜85dB 40センチ以上離れると、会話の言葉がわからない。
耳介に接しなければ、会話の言葉が理解できない。
85dB以上 耳介に接しなければ、大きな声も理解できない。
(まちづくり福祉推進ネット発行「聞こえの新聞」より)  

耳のこと・耳の相談・補聴器などなど何かあれば、
いつでもお気軽にメインストリーム協会・原淵まで。